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イベントレポート:岩手県遠恋複業フィールドワーク

更新日:1月23日


2024年12月7日(土)・8日(日)の2日間にわたり、「岩手県遠恋複業フィールドワーク」を開催しました。今回のイベントレポートでは、この2日間の様子を当日の写真と共にお伝えします。


本イベントについて

本イベントは、複業を通じて岩手県の魅力を伝え、将来的な定住や関係人口の拡大を目指すものです。今回は、葛巻町を舞台に受入企業の課題をテーマとしたグループワークを中心に進行しました。参加者は全国各地から集まり、岩手の自然や文化に触れながら受入企業との接点を深めました。

なお、今回のイベントレポートについては参加者が複業として執筆した内容となっています。


オリエンテーション

 盛岡市にある「盛岡という星で BASE STATION」に集合し、本イベントの開催に先立ち、オリエンテーションが行われました。


初めに、主催者挨拶として、岩手県ふるさと振興部地域振興室の八巻地域振興課長より、本事業の趣旨をご説明いただいたほか、盛岡市職員の方から市の魅力や移住定住・関係人口創出に向けた取組についてご紹介いただきました。


参加者同士の自己紹介では、少人数ならではの和やかな雰囲気の中、生い立ちから経歴まで深く共有し合い、初対面でも親密な関係を築くきっかけとなりました。


オリエンテーションの最後には、今回のフィールドワークのメインである「ラブレターワークショップ」についてご説明いただきました。このワークショップは、受入企業が抱える課題に対し、参加者がチームごとに解決策をラブレター形式で提案し、単なるスキルマッチングではなく、企業の事業や想いへの理解を深めた上で複業マッチングを目指す取組です。


盛岡から葛巻町へ

オリエンテーション後は、盛岡市からバスで葛巻町へ移動しました。

1時間半程度の長い道のりではありましたが、岩手の風景を楽しみつつ、参加者同士で活発に交流が行われました。


葛巻町に到着すると、前週の大雪で一面の銀世界が広がり、参加者を歓迎するかのような景色が私たちを迎えてくれました。


グループワーク開始

くずまき高原の「くずまき交流館プラトー」にて、チームごとにラブレター作成に取り組みました。今回、ラブレターを提出する受入企業は、株式会社タイム缶詰様、かんたはうす様、さともり株式会社様の3社です。


各社の課題は以下の通りです。株式会社タイム缶詰様は、受注増加に伴い、生産数量の拡大と生産効率の向上による利益率の改善を目指しています。かんたはうす様は、ぶどう栽培における人材確保と、自社ブランド「KANTAWINE」の販路拡大を課題としています。さともり株式会社様は、「いわてReファームプロジェクト※」の認知度向上を目指しており、大槌町・北上市周辺の圃場をフィールドとした里山体験コンテンツや研修ツアーの開発、およびそのPRに協力してくれるパートナーを探しています。

※中山間地域において化学肥料や農薬を使用せずに耕作放棄地を再生する取組


各チーム内で課題の深堀りや各社の事業内容や課題等をまとめたインタビュー動画を参考に活発な議論を行い、課題解決に向けてのラブレターを作成しました。


受入企業様から自社商品をご提供いただきました。

(左:かんたはうす様のワイン、右:株式会社タイム缶詰様の缶詰)
(左:かんたはうす様のワイン、右:株式会社タイム缶詰様の缶詰)

ワークショップ後は、参加者全員での夕食交流会を実施。

夕食が終わったあとも宿舎に戻って夜な夜な語り合いました。


葛巻町の紹介

2日目は、葛巻町職員の方々から町の魅力や取組についてご紹介いただきました。特に、葛巻町の教育に関する支援が充実していることが印象的でした。



ラブレター発表

2日間の準備期間を経て、いよいよラブレター発表の時間です。各チームそれぞれ10分間の持ち時間で行いました。一例として、かんたはうす様へ向けた提案は「KANTAWINEのファンコミュニティの構築」です。全国にいるKANTAWAINEの方々とオンラインコミュニティでつながることをきっかけに、ぶどう収穫やKANTAWINEのPR発信を協力して行うことを目指すものです。この提案の背景には、かんたはうすの主催する鈴木寛太さんの人のつながりを大切にされている想いと岩手県及び大迫町へ貢献したいという情熱と行動力、そして参加者チームのSNS運用やコミュニティ運営経験などが重なり合うと実現できるのではという声がありました。


ラブレターの最後には、鈴木寛太さんへ向けてチームからの熱いメッセージも添えられ、鈴木寛太さん自身もとても感動したというコメントをその場でいただきました。


その他2チームも創意工夫を凝らしたラブレターを発表し、各受入企業様にとってとても刺激になるものでした。


参加者の声

参加者アンケートでは「普段は味わえない体験ができました!とても楽しかったです。」「岩手が好きになった。ご飯、お酒が美味しい。知り合った岩手県の方々が素敵だった。」

などのお声をいただき、満足度は5段階中全員5の評価をいただきました。

また、ラブレターワークショップについても「提案はいつもやっているが改めて相手に伝わる提案がどういうものなのか?を改めて考える良いきっかけになりました。」「信頼関係構築の要素を学べました。」など大変満足いただけました。

なお、「葛巻町にまた行きたいと思うか」という質問に関しても全員が「ややそう思う」「非常にそう思う」という回答をいただき、地域の魅力も感じていたようでした。


最後に

短い間でしたが、参加者同士や受入企業の交流を通じて、多くの貴重な体験や岩手県や葛巻町の魅力を体感する2日間でした。また、各企業様からも今回の提案内容について「ぜひ取り組みたい」というお声をいただき、全チームともプロボノという形で支援が始まっており、その場限りでない継続的な繋がりが生まれています。

今後も様々な取り組みを通じて、岩手県とのつながりを創出する機会を提供して参りたいと考えております。


改めて、ご参加・ご協力いただいた皆さまありがとうございました!


 
 

【事業主体】

​岩手県 ふるさと振興部地域推進室

岩手県盛岡市内丸10-1

【運営会社】

​株式会社ATOMica

​宮崎県宮崎市橘通西3丁目10番32号 宮崎ナナイロ東館 8階

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